なべラボ

VMware ESXiにCentOS 5をインストールする(1) ~バーチャルマシンの設定

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするVMware Server ESXi3のゲストOSとしてCentOS 5.2をインストールする。CentOS 5.2は商用LinuxであるRedHat Enterprise Linux Version 5 (以下、RHEL5)の代換OSとして利用することができる。今回はサーバ用途としてセットアップするので、X-WindowなどのGUIデスクトップ環境は導入しない。

以下のサイトなどで、CentOS 5.2のダウンロード・イメージ(iso)を入手してください。

理化学研究所(FTP)
北陸先端科学技術大学院大学(FTP)
KDDI 研究所(FTP)

guest01.jpgESXi ServerからNASをNFSマウントしているときはダウンロードしたISOイメージを直接指定できます。

それでは、VMware ESXiのバーチャルマシンを作成します。
VMware Infrastructure Clientを起動してESXiサーバにログインします。
SummaryタブのCommandsメニューの「New Virtual Machine」をクリックします。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするNew Virtual Machine Wizardが開きます。

Virtual Machine Configurationは「Typical」を選択します。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールする作成するバーチャルマシンに名前を付けます。
Nameに区別しやすい名前を入力して、Nextをクリックします。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするどのストレージにバーチャルマシンを作成するかを決めます。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするバーチャルマシンのOSの種類を指定します。今回はCentOS 5.2なので、Linuxを指定し、Versionは、RedHat Enterprise Linux(32bit)とします。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするバーチャルマシンのCPUの個数を指定します。特に負荷が大きくない場合は1個でいいでしょう。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするバーチャルマシンのメモリ量を設定します。今回はサーバ用途なのでデフォルトの256MBでも動作はしますが、使用メモリ量を見ながら適宜増やしていくこともできます。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするネットワークの設定では、今回はサーバ用途なので外部通信用と内部通信用の2つのNICを設定します。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするバーチャルマシンのディスク容量を設定します。デフォルトは8GBですが、サーバだけの設定であればもっと少ない容量でも大丈夫です。逆にディスク容量は最大容量まで、いくらでも増やすことができますが、VMware ESXiのゲストOSに慣れるまでは少ない容量にしておいたほうがいいです。デフォルトの8GBあたりが適当でしょう。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするこれまでの設定の確認画面です。「Edit the virtual machine settings before submitting」をチェックしておきます。Finishボタンでバーチャルマシンが追加されます。

設定のプロパティが開きます。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールするLinuxをゲストOSとするときはお決まりとして、Floppy Driveを削除します。使わないのとシーク関係でないほうがいいとよく言われています。HardwareタブでリストされたFloppy Driveを選択し、removeボタンをクリックします。
次にCD/DVD Driveを選択し、Device StatusをConnect at power onにしてドライブを有効にします。Device TypeをDatastore ISO fileを選択し、Browseボタンを押し、CentOS 5.2のインストールDVDイメージ(ISO)を指定します。ここでは、ネットワーク・ドライブ(NFS)にイメージがある場合としています。ホストのDVD ドライブを使う場合は、Host Deviceで指定します。

fedora9-8.jpgバーチャルマシンのBIOS設定をするために、OptionタブのBoot OptionでForce BIOS Setupを有効にしておきます。これでバーチャルマシンを起動するとBIOS設定になります。

guest14.jpgバーチャルマシンを起動します。バーチャルマシンの右クリックメニューでOpen Consoleを選択します。

fedora9-9.jpgコンソールが開くので、Power OnボタンをクリックしてVMゲストを起動します。

fedora9-10.jpgPhoenixBIOSの設定画面が起動します。→矢印キーでBootタブに移動し、CD-ROM Driveをトップに持ってきます。キーボードによっては+キーが効かない場合があり、-キーで他のデバイスの順番を下げます。Exitタブで設定・保存を行うとRebootし、DVDドライブからのブートが行われます。

VMware ESXiにCentOS 5をインストールする(2) ~初期設定 に続きます。

関連エントリー

カテゴリ

なべラボのフィードを受ける Yahoo!ブックマークに登録 Google Bookmarksに追加 Buzzurlにブックマーク FC2ブックマーク

ブログ記事一覧

Powered by Movable Type

Powered by AGGREGATE