なべラボ

NEC VersaPro UltraLite VS は快適スリムノートなのだ

NEC VersaPro UltraLite タイプVS重さ約725gのスリムノートPC「NEC VersaPro UltraLite タイプVS」を数日使ってみた使用感をレポートする。
まず、軽さと携帯性は申し分ない。以前、Panasonic Let'sノート CF-Rシリーズを使っていた時に、CF-R3から筺体がずんぐりむっくりになり、せっかくの10型モバイルPCの携帯性が損なわれてガッカリしたことがあるが、このUltraLite VSは同じ10型クラスで薄い筺体デザインなので、Let'sノート好きな人はぜひ触ってみてほしい。なべは、最近ネットブックのプラスチック筺体ばかり触っていたので、マグネシウム合金の質感としっかりした作りに価格以上の高級感を感じた。
大きさでいうと、VAIO type Pがサイズの割に高解像度過ぎて画面が見辛かったこと、また縦のサイズが足りなくてブラウジングで不便さを感じること、横の作業領域が拡大しても縦の領域不足を強く感じること、人に見せるプレゼンに不向き、などの点で不便さを強く感じるようになっていた。一方、Let'sノートのCF-R6では、10型のサイズは十分視認性はあったが、横の作業領域不足を感じていた。なので、UltraLite VSの10.6型ワイド、1,280×768ドットの解像度はベストなサイズなのだ。VAIO type Pは、あのサイズ、形状でないと持ち運べない、普段、小さめのバッグしか持ち歩かない人にはいい選択なのだろうけど、普通サイズ以上のバッグならUltraLite VSは収まりもいい。UltraLite VSの10.6型は実際に持ってみると小さいという印象が強く、薄さと合わせて携帯性は申し分ないと思う。

NEC VersaPro UltraLite タイプVSOSは、Windows Vista Businessが標準ライセンスだが、XPのインストール・サービスを選択できる。UltraLite VSの弱点は搭載メモリが固定1GBという点だ。VAIO type Pと同じように2GBだったら、デュアルコアATOMとSSDのパワーを合わせてWindows VistaやWindows 7が十分実用可能だったと思うが、メモリ1GB固定ではXPしか選択はないと思う。
XPでの使用感はSSDの効果もあり、非常に快適だ。レジューム状態からの復帰も速く、電車移動などの合間でもすぐに利用することができ、駅校内の広域無線LANサービスと合わせるとさらに快適になる。そういえば、今回、NEC得選街で入手したUltraLite VSは、初期状態で無線LANが無効になっており、左のデバイス・マネージャでも表示されなかった。BIOSで、CTRLキーとFnキーを入れ替える設定をする時に見つけて有効にした。それでも、NEC標準インストールの節電ツールが邪魔をして?無線LANが有効にならなかった。手動でデバイスの無効→有効操作をしたところ問題なく使えるようになった。


NEC VersaPro UltraLite タイプVSなべラボ的に考えて、一番の注目は東芝SSD搭載ということだろう JK
最近のVertexやIntelのSSDに比べれば、リード100MB/s程度なのは見劣りするが、ライトが122MB/s出ていて、ランダム・リードが10.2MB/s、ランダム・ライトが13.23MB/s出ているので、XPで使っていると、数値以上のパフォーマンスを感じる。もちろん、プチフリもなく、快適だ。

あえて、弱点をあげるとすると、先に述べたメモリ固定1GBの他は、キーボード配列は標準的でクリック感もよくタイピングし易いのだが、若干前より過ぎて、デザイン的に少し違和感を感じた。それと、外付けディスプレイがオプションで、アイ・オー・データのUSB外部ディスプレイモジュールを別途購入しなければいけない。ACアダプタも持ち歩きのためには数千円アップするが、薄型を選べば良かったと後悔した。このくらいだろうか? 近年購入したモバイルPCの中ではVersaPro UltraLite タイプVSは、実際使ってみて、トータル・バランスがよく、使い続けられるモバイルPCだと思う。

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