なべラボ

AMD A8-3870Kでマルチディスプレイの省電力PC

震災以来、業務用PCの省電力化+静音化を目指しています。

CPUもTDPで100W以上とかあり得ない!熱くなるCPUだと部屋も暑くなってクーラー入れなきゃいけなくなる。同時に静音であることも大事です。うるさいと仕事に集中できないです。以前は10台以上のPCサーバとRAIDストレージに囲まれて仕事していたのでファンの音が凄かったんですが、仮想化でサーバの物理台数が減っていき、震災後、常時稼働のサーバはほとんどクラウドに持って行ってしまったので、うるさかった仕事部屋が静かになっていきました。それに伴って、静かな部屋で仕事するとうるさい部屋よりも集中できることがわかり、静音ファンを使うなどして静音化を目指すようになりました。

さて、今回CPUは、IntelのIvy BridgeやSandy Bridgeを検討したんですが、結果としてAMDのA8-3870Kになりました。省電力化のためには内蔵GPU使いたいじゃないですか。でも僕の業務環境だと3~4画面が必須なんです。2画面じゃ足りない。一度、マルチディスプレイ環境で仕事すると元の狭い画面だけじゃ仕事できなくなります。(監視系とかツイッターとか常時表示させてるせいかも?)
そうするとGPU増設が必要なのですが、Intelの場合、内蔵GPU+外付けGPUの同時利用3~4画面同時出力というのを見かけません。これがAMDだと、内蔵GPUがATIなのでATI RadeonのGPUを増設することで、内部+増設で3~4画面同時出力が可能なのです。つまりIntelで3~4画面を実現するにはグラボ2枚増設しなきゃいけないところ、AMDならグラボ1枚だけの増設で足りるということです。

性能面のバランスとか考えて、3GHzのクアッドコアでTDP 100WのA8-3870Kを選定しました。IntelのIvy BridgeやSandy Bridgeだと1.5~2万くらいするのが、A8-3870Kは7,800~8,800円くらいです。安い! ><

LOST PLANET2ベンチマークで内蔵GPU性能を測定してみました。

AMD A8-3870K LOST PLANET2 BENCHMARK

30.2fpsでランクBなので思ったよりいい結果です。A8-3870Kの内蔵GPUは、HD6550Dという Radeon 6000系のGPUらしいですが、Catalyst12ドライバをインストールしていないとSUMO 9640と表示されています。

次にCINEBENCH R11.5を回してみました。

CINEBENCH R11.5: A8-3870K

結果は3.51 ptsという大人しい数値。週アスのこちらの記事では「Xeon E5-2687W(定格3.1GHz、MAX3.8GHz)で、1個16万3800円」で25.36ptだそうです。価格差は21倍、性能差は7.2倍です。しばらく業務に使ってみましたが、CPUを使うのはエンコードとかくらいなので、A8-3870Kで特に性能不足は感じていません。

気になる消費電力ですが、いろいろ他の拡張カードとかSSDとか入れて組み上げた状態でワットチェッカーで測ってみました。

N63-05.jpg N63-04.jpg

起動時は142Wまで消費しますが、定常時は67Wくらいです。GPU追加してこれくらいならまずまずだと思います。

<更新中>

HD6450って凄い省電力だなー、でも性能低すぎるな・・・。省電力と性能でバランスいいのは HD6570 あたりかな~。

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