2008年冬のネットブック事情
今年2008年は、ネットブック元年と言っていいだろう。各サイトでもネットブックの記事をまとめている。
■ネットブック/UMPCリンク集(PC Watch)
各サイトの記事から、なべが選ぶベストなネットブックを探してみる。
まずは、HPの「Mini 1000」だ。HP 2133の後継として注目した。
・HP Mini 1000ファーストインプレッション(PC Watch)
①薄さと重さは重要な要素だ。持ち歩くことが前提のネットブックでは、HP 2133に比べて薄い点は評価できる。HP Mini 1000の重量は約1.1kgなので持ち歩きに支障はない。
②キーボードの使いやすさは、普段常用するためには重要だ。記事では、キーボードは使いやすいが、タッチパッドが使い辛いとされている。
③ストレージ 難点は、内蔵ストレージがSSDで16GB、+8GBの専用SSDというところ。60GB HDDモデルがあるので、自分で交換すればいいが、ネットで検索すると、東芝 MK1214GAH (1.8inch/120GB/ZIF/8mm)への換装成功とあった。しかし、1.8インチか・・・、おしい。HDDでも1.8inchは容量が少なく、遅く、高い、選択の幅が少ないといいことがなかった。SSDになっても同様で、競争による価格の低下、大容量化、高速化を享受したいなら、2.5inchのSATA接続である必要がある。容量が少ないSSDを持ち歩いて思ったことはローカルにファイルがないと外で仕事もブログの更新もやり辛い、持ち歩くだけの存在になってしまう。
④価格 Bluetooth 2.1搭載のHDD 60GBモデルが54,600円。
⑤バッテリ SSDモデルで3.5時間。ネットブックの中ではいい成績。
上記のポイントに比べたら、大手メーカの安心などは二の次だ。ということで、なべにとっては、ストレージが弱点ということになる。
・coneco.netでHP Mini 1000の最安値店を検索する
デルのネットブックは「Inspiron mini 9」になる。
・デル「Inspiron mini 9」フォトレビュー~デルが放つオシャレなネットブック(PC Watch)
上記記事は英語キーボードの試作機の評価となっており、以下の記事のほうが参考になる。
・Inspiron mini 9+αをSSD交換で容量アップ!
この記事では、ポイントの②キーボードについて、日本語キーボードの評価が非常に悪い。なべは以前、LOOX Uでキーボード配列が難点のひとつで日常の利用に耐えなかった覚えがあり、ここに上げられたポイントだけで敬遠すること決定だ。
その他にも、③ストレージが専用SSDなのは、なべにとっては弱点だ。バッファローから1万円以下で32GBの専用SSDが出ているが、既に32GBのSSDを使っていて常用には不足と感じている身としては、60GBの次世代2.5inch SSDを搭載できるかどうかは非常に大きなポイントだ。
・coneco.netでInspiron Mini 9の最安値店を検索する
次は、テレビCMが目立つAcerの「Aspire one」だ。参考記事は、元麻布春男さんの購入記事だ。
・Acer「Aspire one」を購入(PC Watch)
さすがに元麻布さんが選んだだけあって、キーボードなども申し分なさそうだ。タッチパッドが使い辛いようで、それを補うのは、Bluetoothのマウスがいいようだ。弱点としては、記事中には、Bluetoothを内蔵していないこと、リカバリメディアがないことがあげられている。
内蔵HDDの分解、SSDの換装記事などもネット上に報告が多数あり、2.5inchのSATA接続のSSDと交換できる。ただし、メモリ交換、SSD交換ともに本体の分解が必要で、多少技術力が必要だ。(逆に喜んで分解する人が多い。) なべは、過去にノートPCのLet'sノートを使うことが多く、HDD交換のたびに分解が大変だったので、分解が面倒だとちょっと敬遠したい気持ちがある。
BluetoothのUSB増設についても元麻布さんの記事があったので参考にしたい。
・Aspire oneでBluetoothを使う
なべとしても、Aspire oneは最後まで候補に残る機種だ。決め手になるのが、標準バッテリが3セル3時間台だが、オプションの6セルで7時間まで伸びること。しかし、+9,000円の出費が痛いと思ってしまった。
・coneco.netでAspire oneの最安値店を検索する
AcerのAspire oneのライバルは、MSIの「Wind Netbook U100」だろう。品薄で実物を店頭で見ることは難しくなっている。
激しい競争の中で、価格やスペックがめまぐるしく変わっている。現時点のスペックは、
・エムエスアイ、Wind Netbook U100のスペック強化モデル(PC Watch)
U100 Extraが完売となり、現在は、U100 Vogue(ヴォーグ)が流通している。なべが注目する最大のポイントは、U100 Vogueは6セル・バッテリ標準装備な点だ。実際、3セル・バッテリで3時間というのは持ち歩いて使っていると、ちょっとしたセミナーなどでメモを取っているとすぐにバッテリがなくなってしまう。とても1日持つという感覚はないものだ。6セル・バッテリのせいで重量は3セルの約1kgから1.32kgと増えているし、携帯したときにバッテリの出っ張りが気になるかも知れないが、トレードオフなところがある。なべなら間違いなく、6セルを選ぶ。以下の記事にもバッテリ増加に触れられている。
・エムエスアイ、Wind Netbook U100 Extraフォトレビュー(PC Watch)
難点は、キーボードの手前左がCTRLキーではなく、Fnキーとなっていることで、なべはこれが駄目だ。しかし、ネット上には同じ悩みを持っている人が多いらしく、某巨大掲示版ではBIOS修正で対応したとあったので、変更できるようだ。その他のキー配列は問題ないらしい。タッチパッドはAspire onと同じタイプで使い辛そうだ。しかし、Bluetooth 2.0+EDR標準搭載なので、Bluetoothマウスで補うことになるだろう。
U100 Extraが2GBメモリ搭載なのに対し、U100 Vogueでは1GBに減っている点は、あまり問題ではない。メモリ価格が下落しているので1GBの増設は数千円で済むからだ。ストレージも2.5inchのSATA接続で、SSD換装報告がネットに多い。問題なく、SSD交換でき、しかも最新のSSD導入にぴったりの機種である。
ということで、なべの評価は、現在総合点で、このWind Netbook U100 Vogueがトップである。6セル・バッテリ搭載で、5万円台。他の製品で6セル・バッテリのオプション購入すると6万円台になることを考えると、コスト・パフォーマンスでも勝っている。
・coneco.netでWind Netbook U100の最安値店を検索する
<追記>実際に使ってみて、どーしても我慢できなくなり、U100は手放すことにしました。詳細は、以下のエントリに書いていきます。
・Netbook U100とAspire Oneの比較
・2008年冬のネットブック事情2 に続きます。
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