なべラボ

RocketRAID 2310とSSDN-S64B 4台でRAID-0ベンチマーク

RocketRAID2310 SSDN-S64BSuperTrak EX4350とSSDN-S64B 4台でRAID-0ベンチマーク」に続き、今度は、HighPointのRocketRAID 2310(以下、RR2310)に「エロ寒」ことアイオーデータのSSDN-S64Bを4台接続し、RAID-0(ストライピング)のベンチマーク測定を行った。

CrystalDiskMark2.2のベンチマーク結果をSuperTrak EX4350の測定結果と並べてみる。シーケンシャル・リードは291.6MB/sとEX4350の331.8MB/sより低い数値となっている。EX4350は64MBキャッシュを搭載し、RR2310とは価格差で3倍の開きがあることを考えると、RR2310は健闘しているのではないかと思う。驚くのは、シーケンシャル・ライトだ。278.3MB/sというのは測定間違いじゃないか?と何度か取り直したが、同等の数値が測定できた。 ランダム・アクセス性能は、RR2310がリード 20.69MB/s、ライト 6.803MB/s、EX4350のリード 7.897MB/s、ライト 16.70MB/sと、リードとライト性能が逆転している。RR2310の数値は納得できる性能で、EX4350の逆転にはあまり納得していない。

RocketRAID2310 SSDN-S64BSSDN-S64B RAID
RocketRAID 2310 + SSDN-S60B x4
RAID-0の測定結果(100M)
SuperTrak EX4350 + SSDN-S60B x4
RAID-0の測定結果(100M)

RocketRAID2310 SSDN-S64B細かいベンチ比較は、あとにして、今日のもうひとつのテーマは「SSDは使うほどにパフォーマンスが下がる?」という疑問に対する検証だが、特にライト性能についての懸念が取りざたされている。
某巨大掲示板のスレでは「HD Tach RWでフルを行うと回復する」とあったので、実際にやってみた。注意してほしいのは、HD Tachには無償版や他のバリエーションがあるようだが「フル」ができるのは$49.95のHD Tach RWということと、検索して出てくるフリー・ダウンロードのものはウィルス付のクラック版だそうなので注意してほしい。

最初にHD Tach RWのQuickモードで普通に測定し、その後、Fullを試してみた。Fullは凄く時間がかかり、負荷をかけてるなーという感じ。

RocketRAID2310 SSDN-S64B
RocketRAID2310 SSDN-S64B
RocketRAID 2310 + SSDN-S60B x4 RAID-0
HD Tach RWの測定結果(Quick)
RocketRAID 2310 + SSDN-S60B x4 RAID-0
HD Tach RWの測定結果(Full)

RocketRAID2310 SSDN-S64B結果のグラフを見てもFullはなんかすさまじいw 大丈夫なのか?
さて、Fullのあと、再度、Quickモードで測定してみると、お!ライト性能が上がっている?
それに、リードもライトもギザギザだったグラフが平らになって安定しているように見える。

RocketRAID2310 SSDN-S64BCDMの結果を見て驚いた。シーケンシャル・ライトがリードより良くなってしまっている。ランダム512Kも上がっている。
こ、これは・・・ (^ω^;)

HD Tach RWのFullモード実行で効果があったんだけど、誰かこの理屈を説明できる人いますか?

次に、ファイル転送速度をCopySpdBenchで測定した。SSDの消耗が気になるので今回から試行回数を1回にしている。

CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]
OS: Windows XP (32bit)
Disk F: Capacity: Total=238.246[GB] Free=238.175[GB]
HL F: 100M 1File(s) 1Trial(s) : Average: 33.512[MB/s] ( 2.984[sec])
HL F: 512K 200File(s) 1Trial(s) : Average: 31.526[MB/s] ( 3.172[sec])
HL F: 4K 1000File(s) 1Trial(s) : Average: 5.557[MB/s] ( 0.703[sec])
HL F: 4K 5000File(s) 1Trial(s) : Average: 5.434[MB/s] ( 3.594[sec])

比較対照のEX4350は以下の通りなので、シーケンシャルのファイル転送速度はEX4350の方が優れているといえそうだ。価格差くらいの性能比が出ているかも知れないwww
4Kの5000ファイルもスムーズで、こちらはRR2310とEX4850でそれほど差は出ていない。

CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]
OS: Windows XP (32bit)
Disk F: Capacity: Total=238.253[GB] Free=238.183[GB]
HL F: 100M 1File(s) 5Trial(s) : Average: 95.238[MB/s] ( 1.050[sec])
HL F: 512K 200File(s) 5Trial(s) : Average: 83.963[MB/s] ( 1.191[sec])
HL F: 4K 1000File(s) 5Trial(s) : Average: 6.218[MB/s] ( 0.628[sec])
HL F: 4K 5000File(s) 5Trial(s) : Average: 5.666[MB/s] ( 3.447[sec])

測定環境は以下の通り

・CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz)
・RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800)
・M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33)
・OS: WindowsXP Home 32bit SP3

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