2006年12月 アーカイブ
だいぶ前に秋葉原の中古屋で購入したメビウス・ノートPC(PC-MT1)にCentOSをInstallしてみた。CentOSは、商用LinuxディストリビューションであるRedHat Enterprise Linuxの互換OSをうたっているだけあってインストーラーなどはRedHatそっくりだった。Fedoraに慣れた分、少し古臭さを感じてしまった。
どこでいくらで購入したか忘れたがご覧の通り、液晶は割れ、HDDもバッテリーもないという代物だった。しかし、そんなどーしよーもないノートPCでもHDDをいれ、USBの外付けCD-ROMドライブを接続すればLinuxはインストールできてしまう。
もう少し苦労するかと思ったが、多くの機種で接続性がいいPanasonic KXL-840ANをUSB接続したらあっさりCD-ROMブートでインストールできてしまった。最近のLinuxディストリビューションはDVDメディアが多いのでUSB接続のDVD-ROMドライブが欲しくなってきた。
HDDを裸のまま入れると金属部分の接触がおきそうだったのでメモ用紙を軽く巻いて絶縁代わりにした。今回のCentOSの導入には以下のサイトが役に立った。
■CentOSで自宅サーバー構築
http://centossrv.com/
こんな液晶の状態でもインストールさえできればなんとかなる。なかには見えないところに重要事項があり、どうにも困ったが、どうにかインストール終了し、SSHからのリモート接続で設定できた。
今日はCentOSをインストールしたメビウス・ノートPCのファイヤーウォールをイジくってみた。サクサクとiptablesを変更した。
次にvncの設定を追加した。VNC Serverの設定には以下の記事を参考にした。
■Fedora Core 5でVNCサーバを動かすには
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/877fc5devncserver.html
記事はFedora Core5向けに書いてあるが、yumでパッケージ管理しているのであればCentOSでもまったく同じ。これもサクサクと設定完了し、WindowsのクライアントPCからUltraVNCであっさりと接続できた。これでグラフィカルなツールも使える。液晶が壊れていてもまったく問題なし。
実験機で2代目のCentOSをインストールしたらMBRでハマった。それまでFedora Core6の環境で2台のHDDでLinuxのSoftware RAIDでRAID-1を組んでいた。普通にCentOSをInstallして再起動すると、
GRUB _ |
CentOSのインストールCDの1枚目で起動画面でboot: linux rescueとしてレスキューモードでmount、chroot、grub-installとかいろいろやったがラチがあかず困った。
結局、Windows2000のCD-ROMを持ち出して来て、インストール手順でCでコンソールに抜け、
fixmbr
を実行し、再起動したところ、あっさりCentOSが起動した。めでたし、めでたし。
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