なべラボ

2007年03月 アーカイブ

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なべラボの開発環境として、無料化されたVMware Serverを導入したときのメモ。

VMwareを導入したのは、SUPERMICROマザー(P3TDLE)のDual PentiumIII 1.26GHzの古い機種だ。メモリはPC133のRegisterd ECCのDIMMが4枚、256MBx4=計1GBを搭載していたが、ヤフオフで1GBを2枚購入して合計2.5GBにアップデートした。VMware Serverとしてまともに使うならメモリを食うからだ。本当は1GBx4も考えたけど、Dualとはいえ、PentiumIIIの1.26GHz程度ではCPUの限界が先にくるだろうと考えたのだ。この予測は当たっていた。
HDDは、パラレルのIDE 120GB(IBM IC35L120AVVA07)を2本、LinuxでソフトウェアRAIDでミラーリングしている。 この構成も同時並列のDISK処理としては足かせになっていると思う。

ホストOSは、CentOS 4.4をインストールし、gccを導入(yum -y install gcc)、全体もyum updateしておいた。VMware Serverの設定は以下のページを参考にした。

■複眼中心 : VMware Server インストール

手順としては、(1) VMwareに登録 (2) シリアル・ナンバーを入手 (3) VMware ServerとManagement Interfaceのダウンロードを行う。 インストール自体は、rpmで簡単に終わる。

# rpm -ihv VMware-server-1.0.2-XXXXX.i386.rpm

そのあとは、vmware-config.plを実行するのだが、カーネルのアップデート毎に実行する必要があるということから、/etc/yum.confに

exclude=kernel*

を追加しておいた。 vmware-config.plの実行では、ゲストOSの展開場所を/home/vmとした。ネットワークの設定は、ブリッジモードにした。 あとは上記のページに紹介されているとおり。

ネットワークについてはあとで追記しようと思う。

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当初、VMware Server ConsoleはホストOS上で vmware & として起動していたが、ホストOSのリソースはゲストOSに最大限割り振りたいので、コントロールはリモートのWindowsでVMware Server Consoleを実行することにした。

vm06.png

WindowsのVMware Server Consoleは、Management Interfaceからダウンロードできる。まずはリモートのブラウザからManagement Interfaceにアクセスする。

vm04.png
このとき、Vistaからだと警告が出てしまうが無視して開く。

vm05.png

① Management InterfaceにloginするのにゲストOSをひとつでもroot権限で実行している場合、表示されなくなってしまうので、rootでloginするのが無難。

② ここからWindowsのVMware Server Consoleをダウンロードする。 VMware Server Consoleのログインもrootにしておくのが無難。

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VMware ServerのゲストOSとしてCentOS 4.4を導入したときのメモ。

vm09.png

以下のサイトを参考にした。

■複眼中心 : VMware Server ゲストOS作成

Virtual Machineの作成方法では、Typicalの「Red Hat Enterprise Linux 4」を選択した。ディスクは「Allcoate all disk spcae now」にすると作成に時間がかかるので、パフォーマンスが要らない場合はチェックを外した。この場合、最初に確保されるディスクサイズは8GBの設定でも2GB程度になる。InventoryにゲストOSが登録されたらオプションを設定する。ここでメモリは推奨値の256MB、フロッピーを削除し、Processorsは1のままにした。CD-ROMにCentOSのインストールISOイメージを選択した。 ネットワーク接続方法はBridge Networkを選択した。Startを押すとVirtual Machineが起動し、CentOSのインストールを開始できる。パッケージでgccを選択するのを忘れない。CD-ROMの入れ替えはプロパティから行える。CTRL+ALTキー操作でVMware Server Consoleを抜ける動作の頻度が多かった。

インストールが無事終わると、VMware Server ConsoleからゲストOSにログインができる。ここでいろいろ設定する前に、まずはVMware Toolsをインストールする。これも上記のページに解説されているが、ランレベル3にするために# init 3を実行したところ、ゲストOSがハングアップしてしまった。仕方がないので、/etc/inittabをviで編集し、ランレベル5を3に書き換えてrebootした。 ランレベル3で起動してくれるので、CUIからログインし、# vmware-config-tools.plを実行する。VMware Toolsを実行したらランレベルを元に戻し、再度、rebootする。

あとは、ネットワークの設定をして、yumでupdateをすればいい。

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VMware ServerのゲストOSとして、Fedora Core 6を導入したときのメモ。

VMware Server Consoleにloginし、メニューからFILE→New→Virtual Machine...でゲストOSの新規作成を開始、Virtual Machine ConfigurationでTypical、Guest operating systemはLinuxのRed Hat Linuxを選択する。Network ConnectionをUse bridged networking、Disk capacityで8GBを選び、インストールだけ試したかったので、Allocation all disk space nowとSplit disk into 2GBのチェックを外した。実はこのdiskは使わないのだが、設定しないと先に進まない。InventoryにVirtual Machineが登録されたら、Virtual Machine Settingを開き、Hardware DeviceからFloppyとHard Disk(SCSI 0:0)をRemoveで削除してしまう。ここがポイント。

vm11.png

フロッピーの削除は余計なアクセスが発生してパフォーマンスが低下するのを防ぐためで、デフォルトのHDDを削除するのは、実はそのままFedora CoreのInstallを進めると、Virtual MachineのSCSI Diskを認識せずインストールに失敗してしまうからだ。かわりにHardware DeviceでAdd Hardware Wizardを立ち上げ、Hardware TypeでHard Diskを選び、Create a new virtual diskをチェックする。Virtual Disk TypeでIDEを選び、Disk capacityで8GBを選び、インストールだけ試したかったので、Allocation all disk space nowとSplit disk into 2GBのチェックを外した。Disk fileでディスク名を指定し、作成する。CD-ROMにダウンロードしたFedora Core 6のDVDイメージのisoファイルを指定し、Start this virtual machineでFedora Coreのインストーラーが立ち上がる。

vm12.png

あとはインストーラに従って進めばいいのだが、パッケージはなるべく選択を外してあとでyumでInstallしたほうがいい。CentOSに比べ、インストールに時間がかかった。ネットワーク設定では、DHCPを指定し、パッケージの追加を指定したら必ずハングアップした。ネットワーク設定を固定IPにし、パッケージの追加はしないほうがいい。

無事、Fedora Coreが起動したら、VMware Server Consoleからログインし、VMware Toolsをインストールする。VM→Install VMware Tools...を選択するとデスクトップにCD-ROMイメージができる。このisoをクリックし、中のrpmファイルを取り出し、rpmを実行する。そのあと/etc/inittabをviで編集し、ランレベル5を3に書き換えてrebootし、ランレベル3で再起動する。CUIからログインし、# vmware-config-tools.plを実行する。VMware Toolsを実行したらランレベルを元に戻し、再度、rebootする。

ネットワークの設定は、/etc/sysconfig/networkと/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を変更し、/etc/init.d/network restartを実行する。

不具合としては、キーバインドがおかしかったのでキーボードを再設定し、アプリの更新にやたら時間がかかった。

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VMware Serverで同じゲストOSを複数起動したいときにコピーで済ませるときのメモ。

ゲストOSとしては、CentOS 4.4をインストールし、VMware Toolsも導入し、yumでupdateもしておく。

vm08.png

Virtual MachineをPower Offし、ディレクトリ毎コピーする。

# cp -r 元のCentOSのディレクトリ 複製先のディレクトリ

ここでは、cp -r CentOS-4.4-00 CentOS-4.4-01 とした。コピーにはかなり時間がかかるし、VMware Serverのパフォーマンスにも影響が出るようだ。

コピー後、VMware Server ConsoleでOpenしてVirtual Machineの名前を変更し、オリジナルと区別ができるようにしておく。ここでは、CentOS-4.4-01とした。

Virtual Machineを起動し、/etc/hosts でHOST名を変更、/etc/sysconfig/networkと/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を変更し、rebootしておく。

以上で複製ができあがる。

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