なべラボ

2004年12月 アーカイブ

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今後のハードディスク録画のトレンドは、
(1) 複数番組同時録画
(2) ハードウェアMPEG-4エンコード
(3) 録画場所の複数選択
(4) 野球放送延長対応、録画時間自動変更
などがあげられると思う。すでに(1)については各社が対応してきているが、MPEG-2での複数番組録画はハードディスクを大量に消費する。そこで(2)のMPEG-4のハードウェア・エンコードチップが登場することと、複数の外付けHDD、ネットワーク上のディスクへ複数の録画場所候補を設定できるようになると思う。私自身の今までのハードディスク録画の経験からは(4)が一番、深刻だ。新規球団の参入で日本の野球は盛り上がり、延長が続く、その放送後のドラマなどは15分、30分と順次遅れたり、放送が延期される。これはとんでもない!対策としては長めに録画するなどしか方法がない。ますますディスクを消費してしまう。SONYはテレビ王国のiEPG拡張ととVAIOの連携でこの放送時間延長と変更に対応しているという。他のキャプチャーカードもぜひ対応してほしいものだ。

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DSCF1557.JPGプレクスターから「PX-TV402U」が発売された。PX-TV402UはUSB外付けTVキャプチャーで、DivXハードウェア・エンコードチップを搭載している。最高4MbpsのDivXエンコードが可能というのが魅力的だ。というのもMPEG-2のファイルからDivXエンコードを2Mbps以上のレートでかけると実時間の数倍の時間がかかる。現在、なべラボではLinuxとffmpegを使ったソフトウェアによるリアルタイム・エンコードで自動TV番組録画を稼動しているが、1Mbpsでもコマ落ちが生じてしまう。そのくらいDivX、MPEG-4はリアルタイム処理は無理があったのだ。それが4Mbpsで可能というのは朗報だったのだ。

DSCF1559.JPGということで、速攻で購入して試してみた。残念ながら現時点で安定しているとは言いがたい。もっとも気になったのはゴーストリデューサーなどの高画質機能がない点だ。いくつかの地点でゴーストやTVの画質を検証しているが、カノープスのMTV2000シリーズの画質に慣れているとどれもこれもいただけない。せめてゴーストリデューサーは最低限搭載してほしいものだ。
PX-TV402Uは、Windows2000/XPで動作し、ソフトウェアとしてInterVideo社のWinDVR5が録画ソフトとして採用されている。しかし、このアプリはOEM専用らしく、InterVideo社のWebを見てもバージョン3以降のアップデートがない。予約録画やiEPGなどの処理をすべてこのアプリに頼っていることが以下に述べる不具合につながっているようだ。
注意点としては、DivX録画でのファイルサイズが4GBの制限があることだ。4Mbpsの最高レートでは1時間59分までしか録画できない。このことは製品の箱の側面に小さい記述があるのと、中を開けると赤紙が入っていて注意を呼びかけている。

製品の詳しい紹介はメーカホームページや紹介記事を参考にしてほしい。

■プレクスター「PX-TV402U」製品ページ
http://plextor.jp/product/pxtv402u/index.php

■プレクスター、DivXハードウェアエンコーダ搭載TVキャプチャボックス発売
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0409/27/news022.html

■「さすがプレク」と店員に言わしめた、H/W DivXエンコーダ搭載のアレが週末発売へ
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0411/27/news001.html

なべラボとしては、実際に使用してみての不具合などを書いておきたい。

1)EPGでTVガイドが表示されない
NECのバリュースターVL300D(XP Home/SP2)では、TVコントロールでEPGをクリックしたところ「ページが見つかりません」というエラーが出てしまった。試しに自作XP Home/SP1機ではTVガイドが問題なく表示された。しかし、デフォルトがiEPGのページではないのがかったるい。それにわざわざ再生ウィンドウでWebを表示させている意味がわからない。別ウィンドウにしたほうがいいと思った。

2)iEPGでチャンネル指定が失敗する
VL300DでIEを起動し、テレビ王国のiEPGから予約しようとするとWinIPEGのダイアログで「1から255までの整数を入力してください」と表示され、チャンネルが0になっている。自作XP機で試したところフジテレビはOKだけど他のチャンネルでは同様にダイアログが表示されてしまう。プレクスターのサポート回答は、一度選択したチャンネルは大丈夫はずとのことだったが、確認はしていない。

3)iEPG録画失敗
VL300DでiEPG録画予約したところ「HDDの空き容量がない」というメッセージが表示されて録画が終了している。HDDの空き容量は全てのドライブで問題なし、どこのドライブかもわからない。スケジューラで指定したときは大丈夫。サポートからはディスクの空き容量があるところに設定変更しろとトンチンカンな回答。もちろんそう設定しているのにこのメッセージが出るのが問題だと言っているのに。駄目だ、こりゃ。

4)録画品質の表示がプロファイル名なのでわかりにくい
録画方式を選ぶボックスの表示がプロファイル名なのでわかりにくい。何Mbpsとかレートが書いてあったほうがいい。他社の録画ソフトならエンコードレートから大体のファイルサイズ表示は当たり前。

5)予約録画はモニタ表示される必要はない
予約録画でもWinDVR5が起動してしまう。音を消していないといきなりTV画面が出てきて音がするので家族がびっくりする(笑) やはり予約録画時とEPG表示中にはTV表示したくない、というか、必要ない。録画常駐ソフトがタスクトレイにいるべき。そこから設定変更とかができるべき。

6)録画中のCPU負荷が高すぎる
他のハードウェアエンコードのカードでは数%なのに、上記のように、WinDVR5が起動してTV表示してしまう関係で、CPU負荷が高くなっている。ハードウェア・エンコードなので録画はファイル保存の負荷だけで可能なはずだ。上記対策を行えば負荷は低くなるはずなので、複数の、例えば4台のPX-TV402Uを接続して同時録画できるようにしてほしい、I/Oデータはやっている。

7)予約録画で録画終了時間と録画時間の両方がほしい
録画開始時間と録画時間を入力する方式なので、使いづらい。普通、終了時間入力でしょう。それに時間をすぎていると、他の録画アプリなら即時に録画開始するのに、録画開始してくれない。ぴったりな時間で見ていないということだ。ダサッ!

8)スケジューラの変更ができない
これも他の録画アプリと比較するとレベルが低いのだが、いったん入れた録画予約は、削除して入力し直しをしなくていけない。これはいかんだろう。それに録画終了したタスクがしばらく残っていた。これは必要ない、エラー情報と共にログに残すべきだ。それに毎週の予約などは一時的な無効ができないと使いづらい。

9)録画ドライブがHDDとしか表示されない
細かい点だが、HDDとかしか表示されないというのは?どうなのか。
デフォルトの通りにするのと別に保存場所、ファイル名が指定できて当たり前だと思う。

10)重なった予約があるときのメッセージがおかしい
確か、録画できないとしか表示されなかった。どの番組と重なっていると表示されるべき。

以上、ずらずらと書いてしまったが、ゴーストなどが気になっていることと、ここにあげたいくつかの不具合が解消されないと実用には耐えない。今後、ゴーストリデューサー付のハードウェアDivXチップ搭載の製品が出てくることは間違いない。それまでにPX-TV402UとWinDVR5のこの状況が改善されるのを期待したい。

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久しぶりの台湾出張、台湾の高層ビルというと台北駅前の新光三越ビルだったんだけど、いつの間にか台北101という現在世界一の高さのビルが建っていた。場所は毎年COMPTEX Taipeiが開催されている世界貿易中心の目の前。新しい台北の観光スポットになっていた。ビル自体のオープンは来年らしい。現在は隣接するデパートが先行してオープンしている。デパートの中は吹き抜けになっていて101ビルの根元が中に張り出していて面白いデザインになっていた。ここの上海料理の店は有名だそうで、味も上海の味で美味しかった。

DSCF1565.JPG中正国際機場の中華航空のラウンジが新しくキレイになっていた。席の横にはACとLANの口がありインターネットが使い放題となっていた。これは嬉しい。他の航空会社も見習ってもらいたい。
帰りは中華航空のB747-400の最新機だった。前から中華航空のビジネスクラスはエコノミーと値段の差額が少ない割りに他の航空会社よりファーストクラスに近いサービスとなっているのが特徴だった。

DSCF1566.JPGこの最新機種のビジネスクラスの設備は凄い。14インチくらいの大画面液晶で最新のハリウッド映画を楽しめる。成田→台北は3時間、帰りは2時間くらいだけど中国本土便と違い、行きも帰りも映画を一本見ることができる。帰りは上昇下降の時間で時間足りないんだけど、この最新機ではなんと早送り・巻き戻しができる。一番最初とかにするのは巻き戻しをずっと押していなきゃいけないので大変なんだけど、最初から観たい、トイレに行くとき止めたい、もう一度いまのシーンを見たい、なんて需要に答えてくれすシステムは嬉しい。中華航空ナイス!
機内電話もスタイリッシュだし、LANとAC電源の口まである!インターネット接続のサービスは準備中とのこと。

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今回、行きは「キャットウーマン」、帰りは「ボーン・スプレマシー」を観た。そういえば前作の「ボーン・アイデンティティ」も中華航空の中で観た気がする。他に「プリティ・プリンセス2」も観たかったけど時間がなかった。
ボーン・スプレマシー」は日本では2005年2月公開予定だが、台湾では既に公開されていた。前作から2年の歳月がたっている設定。記憶をなくした主人公ジェイソンボーンが潜伏先がなぜかばれてしまう。うーん、なぜだろう。わからん。

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