なべラボ

2005年09月 アーカイブ

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P5LD2-01.jpg前にPentiumDは買いだという記事を書いたら、いくつか熱問題に対する指摘をいただいた。実際、最初のPentiumDで構築したM45は1日もすればハングアップしていたし、今回紹介する「ASUS P5LD2」によるM51もインストールで手こずってなかなか利用開始できなかったが、熱問題については解決していると思われるのでアップしておく。
CPU温度は、57~59度くらいで安定している。隣で稼動しているDual Xeon 2.8GHzのCPU温度が39度、その隣のPentium4 2.54GHzが44度くらいなのと比べるとズバ抜けて高いことは確か。しかし冷却もちゃんとしてこの値なのだし、システムとして安定しているので、自分として納得して使っている。
P1000094.JPG熱問題よりまず先にこのマザーボードではインストールに随分とてこずった。CD-ROMからWindowsXPをインストールしようとすると、途中で決まってブルースクリーンになってしまうのだ。BIOS画面でCPU温度見ると60度に達していたので、これは途中で熱暴走しているのか?と疑ったが、その割りにBIOSメニューはさくさく動いているので、メモリとかデバイスを疑って随分と時間を食ってしまった。結局、ASUSの代理店であるユニティのサポートに電話して解決できた。
P5LD2.jpgこのASUS P5LD2は、ICH7RのPrimary IDEの青いコネクタとITE 8211による2つの赤いIDEコネクタがあるのだが、IDEは2つあるのが普通だと考えて当初、ATAPIのCD-ROMドライブをここにつないでしまっていた。これが間違いだと指摘を受け、青い方につなぎなおしたところブルースクリーンもでず、インストールが無事終了するようになった。マニュアルを見るとATAPIデバイスには対応していないと書いてあった (--;) 気づかなかった・・・。XPのインストールでF6でFDDでドライバ読ませれば大丈夫だと思っていた。
P1000099.JPG今回、SATAのHDD 2台でRAID-1構成をすることにしているので、読み込むドライバは「Intel(R) 82801GR/GH SATA RAID Controller(Desktop ICH7R/DH)」だ。ちょっとわかりにくい表記でマニュアルもシンプルではなかったので多少戸惑った。ここで上記ブルースクリーン問題が絡んで問題の解決が遅れたというわけだ。
IMSC.jpgIntelのICH7RによるRAID-1はかなり安定している。付属の「Intel Matrix Storage Console」もシンプルでわかりやすい。
P1000154.JPGケース内はかなりごちゃごちゃしてしまっている。ドライブ類は、一番上から増設HDD用のリムーバブルHDDケース、DVD-Rドライブ2台、ケース下部にメインのSATA HDDを2個。ケースファンは3個で1個はケース前方下部のHDDに風があたるように配置、排気用に2個、電源用ファンと合わせて8cmファンが4個動いてることになるが、静音高速ファンなので静かだ。

残っている問題は、マザーボード搭載のギガビットLANポート(Marvell 88E8053)がどうも調子が悪く、数時間放っておくとLANが死んでしまうのだ。エラーとか何も出てなくてネットへのアクセスも外部からの共有参照もできなくなってしまう。pingにも応答しない。これはやっぱ熱問題かなぁ。現時点でNICドライバのアップデートもされていないので、仕方なしにIntel PRO/1000 Server Adapterを32bit PCIスロットに挿してメインが死んだときはこっちが自動的に使われるようにした。これにはパフォーマンスから言っても納得してない。この増設したNICも空いているPCIスロットの位置がPCI Express(x16)スロットの隣でRADEONのヒートシンクがぎりぎりまで接近している。これは熱がこもってしまう。そこで6.5cmのケースファンで無理やり冷却することにした。多少みっともないがしばらくこれでいこう。

M51WindowsXP Pro SP2, ASUS P5LD2(i945P+ICH7R)/Ultra ATA/133-RAID(ITE8211F)/1000Base-T LAN(Marvell 88E8053)/8ch Sound(HD)/PCI Express(x16)x1/PCIx3/PCI-E(x1)x2/DDR2 DIMMx4), Pentium D 820(Dual Core/2.80GHz/1MBx2/LGA775/FSB800/EM64T/Smithfield), DDR2 PC2-4200 1GB(512MBx2/CL=4), SAPPHIRE X700(PCI-Ex16/RADEON X700/DDR 128MB/DVI-I/TV),Hitachi Deskstar 7K250 HDS722516VLSA80(8MB/SATA/160GBx2/RAID-1), NEC ND-3500A(x4 DVD+R DL/x16 DVD。゙R), SAMSUNG SyncMaster 710T(17/1280。゚1024/D-sub/DVI-D/300cd/600:1/PIVOT

http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2005/05/27/656087-000.html

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P1000190.JPG前回紹介したPentiumD対応マザーボード「ASUS P5LD2」で構築したM51のケースを開けるとCPUまわり、電源まわりに熱がこもっている感じがしていた。そこで、3連ファンを5インチベイに取り付けて吸気を強化してみることにした。
M51-01.jpg結果は、それまで57~59度あったCPU温度が53度にまで下がった。ただし、なぜかマザーボード温度は39度から41度に上昇している。う~ん、とりあえず、背面の排気に手を当てると静音ファン独特の弱~い生暖かい風を感じた。静音ファンだと風量の点ではそれほどでもないことから吸気、排気を強化すればどうかと考え、ADDA社製の80mm角、回転数:4200rpmの超高速ファンに変更してみた。
M51-02.jpg交換後は、CPU温度はあまり変わらないがマザーボード温度が34~35度とグっと下がった。ケース下方の吸気ファンがCHASSIS1、後方上部がPOWER、後方下方がCHASSIS2の値となっている。
P1000188.JPGケース後ろの排気口に手をあててみると、静音ファンのときに比べてかなり強い排気を確認できた。ここでマザーボード温度について考えると気になってくるのが上位の「ASUS P5LD2 DELUXE」の存在だ。ほとんど同じ構成で5000円ほどの価格差があったので普及バージョンを購入してしまったが、上位バージョンではマザーボード自体の部品配置がまったく違く「裏面全体で放熱を行うSTACK COOL2」が省かれているというのだ。こ、これは気になる。(^^;;;
それにしても高速ファンに交換したらかなりうるさい(^^; この程度の温度差なら問題ないはずなので静音ファンに戻したくなってきている。いくら仕事部屋とはいえ、これは精神的によくない(苦笑) いったん静音を知ってしまうと感覚的なところに訴えるものがあることがよくわかった。
P1000187.JPGこのM51は、カノープスのMTVX2005HFを搭載し、ビデオサーバとして稼動を始めた。当初は、安定稼動しているかに思われたが、数日使っていると、録画が異常終了するようになっていることがわかった。ログを見ると「録画処理でエラーが発生しました。結果 -- ファイルへの書き込みが間に合わなくなりました。」と、録画用のハードディスクへの書き込みがトラブっているようだ。Windowsのイベントログで「iteatapiエラー」が残っていたので、ITE 8211が原因でDISKエラーが発生していたのだ。インストール時もトラブってくれた赤いIDEコネクタのITE 8211だが、これは使わないほうが無難? 幸いDVDドライブを1台減らしていたので、ICH-7のIDEに接続を変えたところ、やはりDISKエラーは出なくなり、録画の異常終了もなくなった。
苦労したおかげでかなり安定したビデオサーバが稼動している。残る問題は、Marvellチップの1000BASE-TのLANポートが数時間で使えなくことだけだ。

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P1000172.JPGリビングのビデオサーバM45が安定運用できるようになったので報告する。NECの40型プラズマディスプレイに接続し、テレビのドラマなどをバンバン録っている。以前の記事では詳しく書いてなかったが、M45はPentiumD対応の「GIGABYTE GA-8I945GMF」で構築した。チップセットはi945GとICH7でオンボードでX300SE相当のVGAを搭載している。実は最近まで不安定で1日もたずにハングアップしていた。当初はCPU温度問題を疑っていたのだが、付属アプリでCPU温度をチェックすると36~41度と以外と低い!
P1000177.JPGCPUファンはGIGABYTE製のデカいやつに変えている。CPU温度が低いのはこれのせいかも知れない。その割に静音でリビングにふさわしくとても静か。ケースFANも全て静音仕様に交換している。安定したのは、GIGABYTEのWebページからBIOSのアップデート、デバイスドライバのアップデートを行っただけ。
安定したおかげで「BUFFALO PC-MV7DX」でWMVでバンバン録画している。MPEG4のWMVは各種ツールで編集が割りと楽にできる。DivXはCM編集などが楽にできるツールがまだ揃っていないと思う。
M45-01.jpg

M45WindowsXP Pro SP2, GIGABYTE GA-8I945GMF(i945G+ICH7)/VGA(Intel GMA950/X300SE)/1000Base-T LAN(Marvell 88E8053)/8ch Sound(HD)/IEEE1394/PCI Express(x16)x1/PCIx2/PCI-E(x1)x1/DDR2 DIMMx4), Pentium D 820(Dual Core/2.80GHz/1MBx2/LGA775/FSB800/EM64T/Smithfield), DDR2-533 PC2-4200 512MB(256MBx2/CL=4), Hitachi Deskstar 7K250 HDS722516VLSA80(8MB/SATA/160GB), BUFFALO PC-MV7DX/PCI(VWeb VW2010/GRT/MPEG1,2,4,WMV)


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