なべラボ

dynabook SS S30の内蔵HDDをSSDに交換

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUM東芝dynabook SS S30/S31の内蔵HDDは、2.5インチのSATA HDDだ。今回、バッファローの格安SSDである「SHD-NSUM30G」に換装し、WindowsXPのセットアップを行った。かなり苦労したのでまとめておく。記事も分解編と分けたいと思う。

どんな苦労かというと、まずは、WindowsXPのクリーン・インストールがどうしてもできない。前に「dynabook SS1600の内蔵HDDをSSDに交換」の記事で紹介した東芝RAIDドライバをF6で導入しても換装したSSDだけでなく、通常のHDDすら認識しない。後で補足するが、どうも相性問題があるようで、SSDだけでなくHDDでもリカバリすらできない現象に遭遇した。

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUM左の写真のように、WindowsXPインストールのインストール先選択で、ハードディスクが見つからないと言われてしまう。結局、WindowsXPのクリーン・インストールはあきらめて、リカバリを活用することにした。東芝のサイトを見ても、S30シリーズの場合、ダウンロードできるドライバの数が他の機種に比べ極端に少なく、クリーン・インストールは考慮されていないと感じた。
リカバリDVDは、USB外付けDVDドライブを接続して「リカバリディスク作成ツール」で作成することができる。

バッファロー DVSM-P58U2/B
DVSM-P58U2/B
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DVDドライブ 商品検索
USB外付けDVDドライブは、バッファローのDVSM-P58U2/Bを使用した。USB外付けDVDドライブもかなり格安なものが出回っています。

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUM以下の取扱説明書のP151にリカバリDVDの作成方法が詳しく解説されています。

■dynabook SS S30取扱説明書

作成したリカバリDVDからブートすると、リカバリ・ツールが起動します。 

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUMここで認識されないSSDやHDDが存在しました。元のHDDは、東芝のMK6034GSX (60GB/2.5inch/SATA)ですが、HDDでは同じ東芝のMK8037GSX (80GB/2.5inch/SATA)が駄目で、SSDでは、SAMSUNG MCCOE64G5MPP-0V (64GB/2.5inch/SATA)とMtron MSD-SATA3025 (32GB/2.5inch/SATA)がエラーになってしまいました。逆にOKだと確認できたのは、HDDはWesternDigitalのWD1600BEVT (160GB/2.5inch/SATA)、SSDではバッファローのSHD-NSUM30G (30GB/2.5inch/SATA)でした。

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUM認識できた場合は、警告画面になります。

左下のように、復元方法として「初期インストールソフトウェアの復元」を選択します。SDD/HDDが初期化されていない場合は、下のように一度初期化してリブートになります。


dynabook SS S30 SDD SHD-NSUMdynabook SS S30 SDD SHD-NSUM

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUM「初期インストールソフトウェアの復元」の画面で、このように「パーティションサイズを指定して復元」の項目に、HDDのサイズが表示されていればOKです。

「ご購入時の状態に復元」がオススメですが、パーティションサイズを指定することもできます。

リカバリが終了したら、リブート後にセットアップです。

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUMdynabook SS S30 SDD SHD-NSUM

dynabook SS S30 SDD SHD-NSUMリカバリでほとんどのドライバはあたっています。LANドライバだけ不明になっていました。必要なドライバやアプリは、「アプリケーションの再インストール」ツールで導入できます。リカバリ・ツールもこのツールで導入します。

以下に、SHD-NSUM30Gのベンチマークも掲載しておく。


dynabook SS S30 SDD SHD-NSUMdynabook SS S30 SDD SHD-NSUM

おかしい・・・、以下の記事だとシーケンシャル・リードで160MB/sとあるのに・・・。

■平澤寿康の周辺機器レビュー第5回 バッファローのSSD「SHD-NSUM120G」速報レビュー
~リード160MB/sec、ライト92MB/secを記録

この記事にもあるように、SHD-NSUMの中身は、OCZ社のOCZSSD2-1Cだと言われている。バッファロー独自のチューニングというのに引かれたのだが、製品にバラつきがあるのだろうか?

<追記> 追試験を行ったところ、良好なベンチマークが出ました。

・バッファロー SHD-NSUM30Gの殻割

ということは上記結果は、バッファロー SHD-NSUM30Gのせいではなく、dynabook SS S30のHDDインターフェースまわりが弱い?ということなのだろうか。

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