なべラボ

格安SSDとRAIDカードで超速環境を実現!

SSD RAIDOCZ Apex 60GBの殻割」で紹介したApexシリーズやG-MONSTER V2は、内部的にRAIDチップと2つのSSDコントローラを組み合わせて、RAID-0(ストライピング)を構成し、高速化を図っている。まともなRAIDカードが手元にあるなら、格安のSSDを複数、組み合わせて同じことができるということで、実際にやってみた。
ポート・マルチプライヤで大容量ストレージを構築する(1)」で紹介しているHighPoint社のRAIDカードRocketRAID 2310(以下、RR2310)は、通販では1万円台から手に入る。 価格の割りに安定しており、パフォーマンスもそこそこ出て、PMPにも対応しているオススメのRAIDカードだ。このRR2310と、格安SSDであるバッファローのSHD-NSUMシリーズ 3台をRAID-0構成にしてみることにした。RR2310は4ポートなのに、なぜ4台じゃないかというと1ポートはPMP用に残して、「ポート・マルチプライヤで大容量ストレージを構築する(1)」で紹介したセンチュリーのPMPボックスに接続して、データはこちらに収容しようというわけだ。
CrystalDiskMark 2.2のベンチマーク結果を、Apexシリーズと比較してみる。かなりいい数字が出ているが、Apexシリーズとそれほど差が出ていない。これはRR2310の性能限界なのかもしれない。

CSSD-SM60NJSHD-NSUM30G
RR2310とSHD-NSUM30G 3台
RAID-0構成での測定結果
PCでのOCZ Apex 60G測定結果

<追記>訂正させていただく。RR2310の実力はこんなもんじゃなかった。もう1台、SSDを増設し、4台構成のRAID-0を構築したベンチマーク結果は驚異的な数値をたたき出した。あまりの数値に、何度かやり直したが、ばらつきもそれほどなく、掲載したパフォーマンスで間違いなさそうだ。
RR2310 SHD-NSUM30GRR2310 SHD-NSUM30G
RR2310とSSD 4台での測定結果(1G)RR2310とSSD 4台での測定結果(100M)

SSD RAID RR2310追加した1台は「CFDの格安SSD「CSSD-SM60NJ」の殻割」で中身が「SHD-NSUM30G」と同じだとわかっている「CSSD-SM30NJ」にした。バッファローのSHD-NSUMシリーズはかなり品薄になってきているし、CFD販売の方が安く入手可能だ。

ちなみに、RR2310に通常の3.5インチHDDを4台接続し、RAID10にしたときのベンチマークは以下の通りだ。HDD 2台のストライピングと変わらない数値だ。左下は、RR2310にWD3200AAKSを4台直接接続した場合、右下はPMPボックス経由の数値だ。eSATA 1本の性能というわけではなく、PMPチップの性能か、eSATA 1本に4台分のシリアル情報が載るので、PMP自体の処理が影響している可能性もあると思う。

RR2310 WD3200AAKSRR2310 WD3200AAKS PMP
RR2310とHDD 4台(RAID10)での測定結果RR2310とPMP経由HDD 4台(RAID10)での測定結果

HighPoint Web RAID ManagementHighPoint社のRocketRAIDシリーズのツールとしては、HighPoint Web RAID Managementがあり、左のようにRAIDアレイの様子をWebで視覚的に確認できる。(クリックで全体表示)
SSD 4台構成で行こうかと思ったが、PMPボックスと接続するためにはRR2310のポートが1つ必要だ。試しにRR2300(x1)を余っていたPCI Express x1に接続して試してみたが、安定しなかった。2枚挿しはやめたほうがいい。 ということで、SSDを3台に戻し、1ポートをPMPボックスとの接続に使っている。PMPボックスに4台のHDDをいれ、RAID10構成で使っているが、必要なときだけ接続すればいいので電力消費的に非常にいい。元々のシステムのためにパフォーマンス重視でRAID10だったが、容量的に少ないので外付けHDDにバックアップして、RAID5にして容量を稼ぐか、安くなった1TBのディスクに入れ替えるのもいいかと思っている。

PMPに対応したRocketRAID 2310は、SSDのRAID-0でパフォーマンスの限界に挑むこともできるし、PMPボックスと組み合わせて、大容量バックアップ・ストレージを構築することもできる便利なRAIDカードだと思う。

ただ、RAIDカードの場合、気をつけなくてはいけないのは、バックアップだ。ハードウェアRAIDなんだから、バックアップはいいんじゃないの?というのは、実際にRAIDカードでトラブルにあってみると、バックアップとっておけば良かった・・・と痛感することだ。 なべは、いろんなRAIDカードで散々痛い目にあってきた。一番困ったのがバックアップで、定番のAcronis True Imageなどが使えなかった。なぜ使えないか?バックアップは取れる、しかし、RAIDから起動しない障害のときは、バックアップ・ソフトのブート・イメージはRAIDカード(もしくはICH10RなどのRAID)を認識してくれない。バックアップ・ソフトは、通常の接続のHDDしか想定していないのだ。これが、RAIDにしていて、障害が起きたときに直面する痛い出来事だ。OSを再インストールして、RAIDが見えてる状態を作り、バックアップからディレクトリ・コピーなどを行うことはできるので意味がないわけではないが、システム丸ごとのバックアップで、ブートして再起動のような動作のリカバリは難しい。
バックアップも含めて考えると、いくら安くなってきたとはいえ、RAIDカードと格安SSDの組み合わせでは、RAIDカード2万円、SSD 1台7000円×4台=2万8千円、合計4万8千円だ。IntelのSSDや、SSD内でRAID構成のG-Monster V2Apexシリーズの価格と見比べて、どちらを選択するかを考えた方がいいかも知れない。PCから見たときに通常のHDDに見えるのでAcronis True Imageなどで、お手軽にシステム・バックアップが取れるからだ。



















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