なべラボ

Panasonic CF-T2 を分解する

Panasonic CF-T2 を分解する秋葉原のQCPASSに入って右側にHDDがないジャンクPCが並んでいる。液晶の状態などがテープにマジックで書いてあり、状態がいい分、価格も高めに設定されている。

PanasonicのLet'sノート CF-T1やCF-T2が比較的安値で手に入る。CF-T1とCF-T2は、同じ手順で分解し、HDD換装が可能だ。HDDは2.5inchだがPanasonic向けにピンの加工が必要だ。

メモリは、PC2100(DDR266)とPC2700(DDR333)の172Pin MicroDIMMなので、一般的なノートPC用の200pinのSODIMMと間違えやすいので注意が必要だ。MicroDIMMは、QCPASSなどで入手できるが、200pinのSODIMMに比べて高価なのが難点だ。

HDDとメモリ、この2点がやはりCF-T1とCF-T2の弱点だ。

Panasonic CF-T2 を分解するCF-T2の分解は、ACアダプタとバッテリを外し、裏返し、写真の青い部分のプラスチックパーツをマイナス・ドライバーでぐりぐりして取り外す。

そして、1~14のネジを外していく。メモリ蓋のネジも入れると15本になる。やっぱり松下のノートPCの分解は面倒だ。

Panasonic CF-T2 を分解するひっくり返して、キーボードを外す。キーボードは液晶側から持ち上げる。フィルムケーブルと本体とつながっているので注意する。

フィルムケーブルをコネクタから慎重に外します。

写真の青丸の①~⑦のネジを外し、緑の四角で囲ったところにあるスピーカ・ケーブルをピンセットなどで取り外します。

Panasonic CF-T2 を分解するPanasonic CF-T2 を分解する

さらにパームレスト部分を剥がせば、HDDなどにアクセスできる。 キーボードと同じように、タッチパッドと本体をつなぐフィルムケーブルに注意して、引き剥がそう。

このQCPASSで購入したCF-T2のジャンクは非常に状態がよく、HDDの緩衝材なども丁寧に残されていた。

Panasonic CF-T2 を分解するHDDは2.5inchだが、41pinと44pinを加工する必要がある。他のノートPCで使えなくなってしまう。しかし、これをしないとマザーボードが壊れてしまうそうだ。

ACアダプタは16Vで、IBM ThinkPad用のものを流用できる。Panasonic純正のACアダプタは中古ジャンク・ショップでは見かけないが、ThinkPad用ならインバース、QCPASS、TSUKUMO12号店などで1000~1700円で入手可能だ。

CF-T1とCF-T2のSSD化は現時点でオススメできない。IDE-SSDの安いものが出回ってきているが、プチフリ問題と、この時期のPanasonic特有の特殊な電圧のHDDを使っていることから、41pinと44pinの扱いがどうなっているかを調べてからでないとマザーボード破損を引き起こす恐れがあるそうだ。この辺、未確認情報なので、いや安定して普通に使えているという方が居たらぜひコメントで報告してほしい。

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