LOOX Uのキーボードは、使いづらかった。キーボード配列が悪く、矢印キーなどが独立していないので、入力に非常にストレスを感じた。2008年8月に発表されたLOOX Uの後継モデルではこの点が大きく改善されているらしい。

モバイルシーンで一緒に使うのが多いのが、イーモバイルのデータ通信カードだ。LOOX Uには、CFカードスロットがあるので、イーモバイルのCFタイプがちょうどいい。しかし、写真で見てわかるように、ちょうど両手でグリップする右手の部分にCFカードスロットがあるので、右手の操作がしずらかった。なんでここにCFスロットがあるんだーと、展示会会場でもアピっておいた。　それじゃあ無線LAN本体内蔵タイプがってのは却下。理由は、使いたいと思うシーンで無線LANが使えたためしがない。いつでもどこでも使えるに一番近いのは、現時点ではイーモバイルのデータ通信カードという選択しかないと思う。ウィルコムでは通信速度が遅すぎる。もう少し待てば、WiMAXが来るのでまた状況は変わるだろう。

一番強調したいのは画面サイズだ。5.6型ワイド液晶(WSVGA/1024x600)というのはいかにも小さすぎた。Webブラウジングでもメールの読み書きでもフォントが小さすぎる！（大きなフォントにすればいいじゃんってのは却下）　当初、5.6型だと小さいと言われたときはそんなことはないと思ったが、バランスというのが大事で、横1024ドットなら8～10型(インチ)クラスじゃないと使い辛いと、実際に数ヶ月使ってみての率直な感想だ。　LOOX Uを手放した原因も結局この画面表示まわりが一番の理由だ。その反動で現在は、10.4型XGAのCF-R6を使っている。　なのに、LOOX Uの後継モデルでは同じ5.6型で1280×800ドット表示になり、さらに文字フォントなどが小さく表示されるようにしてしまったらしい。　・・・これは進化なのだろうか？

最近流行のネットブックは画面サイズが8～10型(インチ)なので、LOOX Uよりは文字フォントと画面のバランスがいいと考えられる。自宅やオフィスでは外部ディスプレイが使えるが、モバイルではこの画面サイズは非常に重要なので、購入前にWebブラウジングをしたり、メモ帳で数行入力するなどして、表示バランスを確かめたほうがいいと思う。