なべラボ

VMware ESXiにFedora 9をインストールする(1) ~バーチャルマシンの設定

fedora9-11.jpgVMware ESXi3 ServerのゲストOSとしてFedora 9をインスールする。まずは、Fedora 9のダウンロード・イメージ(iso)を入手してください。

■Fedora 9 ダウンロード(DVDイメージ)
理化学研究所(FTP)
北陸先端科学技術大学院大学(FTP)
KDDI 研究所(FTP)

ESXi ServerからNFSをマウントしているときはダウンロードしたISOイメージをDVD-Rに焼く必要もありません。NFSのディレクトリに置いてください。

guest01.jpgそれでは、VMware ESXiのバーチャルマシンを作成します。
VMware Infrastructure Clientを起動してESXiサーバにログインします。
SummaryタブのCommandsメニューの「New Virtual Machine」をクリックします。

guest02.jpgNew Virtual Machine Wizardが開きます。

Virtual Machine Configurationは「Typical」を選択します。

guest03.jpg作成するバーチャルマシンに名前を付けます。
Nameに区別しやすい名前を入力して、Nextをクリックします。

guest04.jpgどのストレージにバーチャルマシンを作成するかを決めます。

fedora9-1.jpgバーチャルマシンのOSの種類を指定します。ここでは、Fedora 9なので、Linuxを指定し、Versionは、Other Linux(32bit)とします。

fedora9-2.jpgバーチャルマシンのCPUの個数を指定します。特に負荷が大きくない場合は1個でいいでしょう。

fedora9-3.jpgバーチャルマシンのメモリ量を設定します。デフォルトの256MBでも動作はしますが、使用用途によって増大させます。今回はX-WindowでGNOMEを使う予定なので384MBに設定します。ガンガン使うなら400MBは欲しいところ。

fedora9-4.jpgバーチャルマシンのネットワークの設定を行います。ほとんどの場合は、ゲストOSに外部と通信できるIPが1個あればいいので、NICは1個のデフォルト設定で大丈夫です。セキュリティ対策やテストネットワークなどで複数のNICを分けたい場合は、必要な個数を指定して、それぞれ設定を行います。

fedora9-5.jpgバーチャルマシンのディスク容量を設定します。デフォルトは8GBですが、Fedora 9の場合、6GBあればGNOMEなども全部インストールできます。サーバだけの設定であればもっと少ない容量でも大丈夫です。逆にディスク容量は最大容量まで、いくらでも増やすことができますが、VMware ESXiのゲストOSに慣れるまでは少ない容量にしておいたほうがいいです。デフォルトの8GBあたりが適当でしょう。

fedora9-6.jpgこれまでの設定の確認画面です。「Edit the virtual machine settings before submitting」をチェックしておきます。Finishボタンでバーチャルマシンが追加されます。

fedora9-7.jpg設定のプロパティが開きます。LinuxをゲストOSとするときはお決まりとして、Floppy Driveを削除します。使わないのとシーク関係でないほうがいいとよく言われています。HardwareタブでリストされたFloppy Driveを選択し、Deleteボタンをクリックします。
次にCD/DVD Driveを選択し、Device StatusをConnect at power onにしてドライブを有効にします。Device TypeをDatastore ISO fileを選択し、Browseボタンを押し、Fedora 9のインストールDVDイメージ(ISO)を指定します。ここでは、ネットワーク・ドライブ(NFS)にイメージがある場合としています。ホストのDVDドライブを使う場合は、Host Deviceで指定します。

fedora9-8.jpgバーチャルマシンのBIOS設定をするために、OptionタブのBoot OptionでForce BIOS Setupを有効にしておきます。これでバーチャルマシンを起動するとBIOS設定になります。

guest14.jpgバーチャルマシンを起動します。バーチャルマシンの右クリックメニューでOpen Consoleを選択します。

fedora9-9.jpgコンソールが開くので、Power OnボタンをクリックしてVMゲストを起動します。

fedora9-10.jpgPhoenixBIOSの設定画面が起動します。→矢印キーでBootタブに移動し、CD-ROM Driveをトップに持ってきます。キーボードによっては+キーが効かない場合があり、-キーで他のデバイスの順番を下げます。Exitタブで設定・保存を行うとRebootし、DVDドライブからのブートが行われます。

VMware ESXiにFedora 9をインストールする(2) ~初期設定とパーティション に続きます。

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