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SUPERMICROのX6DAL-XTGに搭載されているSerial ATA II-RAIDコントローラ(Marvell 88SX6041)がRAID-10に対応していなかったので、玄人志向の「SATA2RAID-PCIX」を導入してみた。秋葉原のUSER'S SIDEで¥7,140(税込)で購入。こんな安いRAIDカードが使えるわけがない。だからこそ「秋葉原の人柱」である「なべラボ」にふさわしい、と喜んで導入してみた(笑) いろいろ使いこんでみた結論は、かなり安定している、それなりにパフォーマンスも出る、ということだった。
M39のPCI-XにSATA2RAID-PCIXを挿した。付属ケーブルはシールド対応していない。
起動直後に一瞬だけメッセージが表示されるのでここでCTRL+Sでセットアップ・メニューに入ることができる。一瞬なので何度も失敗した。今回は日立のSerial ATAのHDD(HDS722516VLSA80)を4台接続した。残念ながらこのDISKはSerial ATA-IIには対応していない。
RAIDメニューにRAID10が出てくる。ちなみに2台ずつの設定をしてあとからRAID10にすることは不可能だった。
HDBENCHの結果、シーケンシャルリードで118MB/sを記録、RAID10としては良好な結果だ。
付属の監視ツールはJAVAベース。障害時のメール通知などもできるらしいが確認する時間がない。この常駐ツールは不安定で何か操作しようとすると終了してしまう。
Serial ATA-II RAIDでWindows Media Center 2005の運用を始めて一週間後、今度はHDDもSerial ATA-IIにしてみようと思い立った。ホットスワップとかパフォーマンスとか試してみたいからだ。
さっそく秋葉で購入したのが、Maxtor製ハードディスク「Diamond Max10 6B200M」だ。7200rpm、200GBでSerial ATA-IIのフェーズ1に対応しているらしい。フェーズ1ということはホットスワップには対応しているけど、フェーズ2の3Gbpsには対応していないということだ。しかし、この時点でまだ3Gbps転送対応のHDDなどは出回っていないので仕方がない。同じSerialATA-IIではシーゲート製もあったけどディスク容量コストパフォーマンスでMaxtorにした。お店の人いわく凄く熱くなります、とのことだった。熱くなるというのは実は凄く不味い。昔から熱いHDDは壊れやすい。磁性体は熱に弱いので自分の熱で自分を壊していくようなものだ。だからサーバを安定稼動させるのに徹底的にDISKを冷やすというのが実はノウハウだったのだ。音とか振動なんか関係なくとにかくガンガンに冷やす!
そこで今回、なべラボでは史上初ハードディスクにヒートシンクをつけてみた(笑) これがけっこう効果絶大でキンキンに冷え冷えなのだ。まぁケースに入れないからできる技かも知れない。写真にあるように2台にしかつけていないが、4台でRAID-1+0を組むとDISK-1と2、DISK-3と4でストライピングを組んで、それをミラーしているのだが、DISK-1と2しか熱くなっていない。この辺、ミラーのタイミングとかどうなっているんだろーと不思議だったりする。
RAIDカードとHDDがSerialATA-II対応なんだからケーブルも変えようとAkibaHotlineに載っていたSerialATA-IIケーブルを秋葉のクレバリーで買ってきた。これでDISKが3Gbps転送対応だったら完璧だったのに...残念!
DISK構成とか変わったのでコードを「M40」にインクリメントした。まずは4台のDISKでRAID-1を組んでHDBENCHかけてみた。結果は掲載するのも億劫になるほど平凡。前の日立のSerialATA構成と全然変わらず、シーケンシャルリードで193MB/s、一応記録更新なんだけどね。贅沢か。
さっさとRAID-0+1の構成に組みなおし、Windows Media Center 2005をインストール、もう慣れたもんね。番組ガイドから2チャンネル同時録画を設定し、ガンガン録画をしてみました。連続録画とか、交互とかかなり過酷な運用をしてみたけど、動作自体は安定しているようでした...、しかし...。
突然、朝の情報番組録画中に画面がピタっと止まったようになり、リモコンにも応答しなくなった。あれ?と思ってキーボードから様子をみようとあれこれやっていたら、SATARaidというRAID監視アプリが真っ赤になっていた。そうRAID構成が壊れたのだ。最悪ディスク障害なんだけど、メッセージを見るとタイムアウトだったりするので、その日の番組録画を全部キャンセルして様子を見ることにした。
Rebuildが終わったのは翌日朝!なんと19時間もかかってやがる!使えねー。いくら大容量とはいえこれはひどい。まぁ、Rebuild終わらなくても録画も再生も普通にできちゃうから気づかない人もいるくらいかも知れない。
それから3日後、またSATARaidが赤くなった。でも表示がおかしい。右の写真のように2つのDISKがSyncとなっている。メッセージを見ても前回と少し違う。でもRebuildらしきものは始まっている。今度も約20時間かかった正常な状態になった。しかし、これで使い続けるってのはどうか?って思う。前にPromiseのRAID-0+1で運用していたときもこんな感じで、突然Rebuildが始まっていた。DISK障害だったらわかるけど、DFTなんかで調べてもDISKは異常なし。RAIDコントローラのタイムアウト検出の閾値問題なのだ。同じPromiseでもHOME34のRAIDはまったく問題なく使えている。タイムアウト値とかユーザーでイジる方法があれば・・・と思うけど、今のところ対策がない。
他にも気になるのは、古い記事で書いたけど、ハードディスク・レコーディングとRAIDコントローラってどうなの?問題がある。これについては、過去記事をBLOGに持ってくるときに扱うようにしよう。
ポート・マルチプライヤ(PMP:Port Multiplier)を使って大容量ストレージを構築・運用する方法を解説します。
写真は、HighPoint社のRAIDカード RocketRAID 2310(以下、RR2310)です。PCI Express x4の4ch SATA2 RAIDコントローラですが、メーカページを見てもPMPに関する記述はありません。しかし、外付けeSATA 4ポートのRocketRAID 2314(以下、RR2314)のページには、Port Multiplier (PM) ready up to 20 Drives という記述があります。RR2310とRR2314の基板写真を見る限り、同じ構成に見えますし、RR23XXは、ファームも共通のようです。ですから、RR2310でもPMPが使える可能性があります。(追記:問題なく使えます。)
PMPが使えると何が嬉しいのでしょうか? RR2310はSATA 4chなので通常はSATA2のHDDを4台接続することができます。PMPはポートを分岐させる技術で、元のSATAポートからPMP基板を介して複数台のHDDを接続できるようにします。ですから5分岐のPMP基板を通せば、RR2310は20台のSATA2 HDDを接続し、RAIDを構成できることになります。
(出展:Serial ATA 3Gbps and the Next Frontier, Intel Developer Forum Fall 2003, Sept. 18, 2003)
・ポート・マルチプライヤで大容量ストレージを構築する(1) の続きです。
センチュリーのSATAボックスですが、SATA2ディスクを4台収容でき、専用電源内蔵で、空冷ファン内蔵なので、eSATA-SATAケーブルで、RR2310などのPMP対応RAIDカードに接続すれば、大容量ストレージがスマートに増設できます。
普通はそのまま使用して問題はないと思われますが、少し音が気になったのと、もっとガンガンにHDDを冷やしたいという当ラボの要求があり、若干の改造をしております。
「OCZ Apex 60GBの殻割」で紹介したApexシリーズやG-MONSTER V2は、内部的にRAIDチップと2つのSSDコントローラを組み合わせて、RAID-0(ストライピング)を構成し、高速化を図っている。まともなRAIDカードが手元にあるなら、格安のSSDを複数、組み合わせて同じことができるということで、実際にやってみた。
「ポート・マルチプライヤで大容量ストレージを構築する(1)」で紹介しているHighPoint社のRAIDカードRocketRAID 2310(以下、RR2310)は、通販では1万円台から手に入る。 価格の割りに安定しており、パフォーマンスもそこそこ出て、PMPにも対応しているオススメのRAIDカードだ。このRR2310と、格安SSDであるバッファローのSHD-NSUMシリーズ 3台をRAID-0構成にしてみることにした。RR2310は4ポートなのに、なぜ4台じゃないかというと1ポートはPMP用に残して、「ポート・マルチプライヤで大容量ストレージを構築する(1)」で紹介したセンチュリーのPMPボックスに接続して、データはこちらに収容しようというわけだ。
CrystalDiskMark 2.2のベンチマーク結果を、Apexシリーズと比較してみる。かなりいい数字が出ているが、Apexシリーズとそれほど差が出ていない。これはRR2310の性能限界なのかもしれない。
RR2310とSHD-NSUM30G 3台 RAID-0構成での測定結果 | PCでのOCZ Apex 60G測定結果 |
<追記>訂正させていただく。RR2310の実力はこんなもんじゃなかった。もう1台、SSDを増設し、4台構成のRAID-0を構築したベンチマーク結果は驚異的な数値をたたき出した。あまりの数値に、何度かやり直したが、ばらつきもそれほどなく、掲載したパフォーマンスで間違いなさそうだ。
RR2310とSSD 4台での測定結果(1G) | RR2310とSSD 4台での測定結果(100M) |
3月1日までベクターでキャンペーンをやっていて、ダウンロード版が5,250円だった。乗り換え版より安かったのと、ダウンロードしてすぐに使えるのでこちらを選択した。
DVD-R/CD-Rドライブがない場合は、USB外付けDVDドライブなどが必要になります。最近は物凄く価格が下がって来たし、インストールなどでも使うので1台は購入しておきましょう。
当ブログの推奨は、バッファローのDVSM-P58U2です。
作成したCDから起動すると、WindowsPEと呼ばれる機能限定版Windowsが立ち上がり、グラフィカルな画面で、ドライバ選択などが行える。起動時にF6キーを連打してフロッピーからドライブを読み込ませる方法ではないので楽だが、USBメモリを挿して「ドライバのロード」を行ったところ、検出するのに少し時間がかかった。
IntelのSSDは「高性能だが高価」というイメージが定着しているが、Intel X25-M のアキバ店頭での価格が32,800円という価格帯まで落ちてきた。
Akiba PC Hotlineの価格推移のグラフを見ると、2008年9月27日に74,800円でアキバ店頭での販売が開始された Intel X25-M は、その後、段階的に価格が下落し、約半年で半額以下の水準まで落ちてきたことになる。ストレージは1年で同じ価格で容量が倍(=1年で同じ容量で半額)といわれるが、競争の激しいMLCのSSDはその倍のペースで価格が下落しているということだ。
タイミングとしては絶妙で、OCZ社のVertexシリーズが人気になり、同じような構成のSSD製品が出揃ってきたタイミングで、この価格帯になるというのは凄いコントロールだと思う。さすがAMDとCPUの激烈な競争を繰り広げているだけあると思う。
そのライバルのVertexシリーズとベンチマーク比較をしてみる。
Intel X25-M 80Gの測定結果 | OCZ Vertex 60Gの測定結果 |
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