VAIO PCG-SR9G アーカイブ ツイート
SONYのVAIOノート「PCG-9G/K」のHDD交換を行ったときのメモ。
PCG-SR9Gは、1.36kgでとてもスタイリッシュなノートPCだった。今でも手に持つといい感じがする。が、しかし、有線LANも無線LANもないので、USBかPCMCIAカードで増設するしかない。ネット時代の今となっては少し不便なノートPCとなってしまったのだ。
■SONY VAIO PCG-9G/K スペック
CPU: Mobile PentiumIII 700MHz
RAM: 128MB(MAX:256MB)
HDD: 20GB
OS: Windows2000 Professional
■注意 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。 |
PCG-SR9シリーズのハードディスク交換は比較的簡単だ。ACアダプタとバッテリーを取り外し、裏返して左の写真の手前、計6個のネジを外す。丁寧に矢印が描かれていてわかりやすい。ネジのサイズも同じ。<写真をクリックすると拡大されます。>
表返して液晶部を開いて持ち上げるとパームレスト部分が外れる。本体とフィルムケーブルでつながっているので注意する。<写真の青丸の部分>
ハードディスクは2.5inch 9mm厚のATAのディスクが搭載されている。今回は日立HGSの20GBのディスクに換装した。写真の赤丸のネジとコネクタで取りはずしができる。
HDDの横にはメモリスロットがある。上部のDIMMが標準搭載の128MBで、下部が増設したメルコの128MB。メモリはPC100の144pin MicroDIMMスロット仕様。
PCG-SR9関連の話題でググったいくつかのサイトで、メモリ交換の不具合が記載されていた。チップのビット数や個数などの他、相性問題などが起こっているようだった。
パームレストを元に戻して、裏返して6本のネジを止め、電源を入れると、換装したHDDにはCentOS4.4が入っていたので無事GNOMEが立ち上がった。
しかし、メモリが最大搭載量の256MB載っているのに、SWAPを使っていることからXでGNOMEには少し厳しいようだ。XPも256MBでは厳しいので、もともとのOSのWindows2000が妥当なのかも知れない。
オチとしては、このPCG-SR9GはPCMCIAカード・スロットが故障していて使えない。だからネット接続やCD-ROMドライブの拡張はUSBしかなく不便だったことを思い出した。
VAIOノート「PCG-9G/K」は、昔、PCMCIAカードが使えなくなったときに、SONYのカスタマー・サポートに問い合わせたところ『本体マザーボード交換』となって高額な修理代がかかることがわかり、他のノートPCを購入し、PCG-SR9Gは放置していたんだった。ところが昨年、ヤフオフでPC-SR9シリーズのマザーボードが手に入れることができた。そこで今回、PCG-SR9Gのメインボード交換に挑戦した。(すっかりやるのを忘れていた・・・)
■注意 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。 |
ACアダプタとバッテリーを取り外し、裏返して左の写真の計7個のネジを外す。丁寧に矢印が描かれていてわかりやすい。ネジのサイズも同じ。<写真をクリックすると拡大されます。>
表返して液晶部を開いて持ち上げるとパームレスト部分が外れる。本体とフィルムケーブルでつながっているので注意する。このフィルム・ケーブルと本体のコネクタは引っ張って外すしかないタイプ。慎重に外す。
次にキーボードを外す。スペースキーの両隣、写真の青い丸の下部にマイナス・ドライバーなどを差込み、持ち上げるとキーボードが外れる。キーボードと本体がフィルム・ケーブルでつながっているので注意する。無理に引っ張るのではなく、本体側のコネクタをピンセットなどで写真のように開いてあげれば、スッとフィルム・ケーブルが抜ける。
キーボードを外したところ。 問題のPCMCIAカード・スロットは受け部が斜めになっているっぽい。不安だ。
次にプラスチックの枠を取り外す。液晶ヒンジ部のシールの下にネジがある。<写真の赤丸>それと写真の青丸のネジを取り外すと、枠が取れる。
他のサイトでもPCMCIAカード・スロットの問題が多く報告されており、原因としてはスロットの抜き差しの負荷により、PCMCIAコネクタのマザーボード面と半田付けされているピンに接触不良が生じることが多いと書いてあった。ここを半田ゴテで半田付けをやり直してあげれば復活するとのブログ記事があり、期待していたのだが、このPCG-SR9Gの場合、ピンの接合部がポロっと取れてしまった。
・・・・これはもう駄目かもわからんね。(--;)
何しろ基盤側のパターンまで剥離している。どんな負荷がかかればこんなことになるのか知りたいよ。
気を取り直して・・・。だから結局マザーボード交換なわけです。
いよいよメインボードを取り外します。 左の写真の赤丸の計11箇所のネジを取り外します。左上3つ目はコードの下に隠れています。 そして青丸のコネクタのケーブルを外していきます。 真ん中下方の小さいコネクタは外さなくていいです。
ヒートシンクを外すことでMobile PentiumIIIやチップセットを拝めたりします。本筋には関係ないけど、嬉しくなります。
メインボードを持ち上げると電源から半田付けされた電源ラインがついてきます。これは基盤下のサブボードに接続する形になっているので持ち上げて裏のネジを外します。
取り外したメインボードと交換するボードを並べてみた。逆の手順で組み立てていく。
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