なべラボ

Mebius PC-MT1 アーカイブ 

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P1010520.JPG■シャープ・メビウス「PC-MT1-H1」
秋葉原の中古パソコン販売店で「SHARP Mebius PC-MT1-H1」をGETした。シャープの薄型メビウスは前から欲しかったノートPCで、店頭でジーっと眺めてしまった。PC-MT1-H1の発売は2001年6月23日。Mobile PentiumIII 500MHz、メモリ128MB、20GB HDDを搭載している。詳細はメーカのWebページを見てほしい。なかなかの人気機種で秋葉原の中古PC店では数が少なく2004年12月時点で5万円前後で取引されている。
当初、このページを眺めながらWindowsXP Homeが難なくインストールできてしまったので油断していたが、結論としてメモリが128MBなのでXPはやめたほうがよく、Windows2000を選択することになるのだが、それには純正のCD-ROMドライブ「CE-CD02」かCASIOの「MPC-142CDD」が必要だ。PC-MT1のメモリ増設はサードパーティ製がなく、シャープのハードウェア・アップグレード・サービスしかない。128MB増設メモリが時々ヤフー・オークションに出るが大変珍しく入手困難な状況だ。本体128MBのうちメモリスロットの64MBを取り外して128MBに交換するので合計192MBとなり、WindowsXP Homeがギリギリ動くと思われる。

■CASIO MPC-142CDDによるWindows2000インストール
シャープ純正CD-ROMドライブ「CE-CD2」互換の「CASIO MPC-142CDD」を使ってWindows2000をインストールしてみた。次の手順でインストールすることができた。

P1010516.JPG(1) BIOSアップデート
 PC-MT1にWindows2000をインストールするにはBIOSバージョンが「1.15」になっている必要がある。BIOSはここにある。ちなみにリカバリCDのWindowsMeでは工場出荷時のバージョン「1.06」になっている必要がある。WindowsXPインストールのページではBIOSバージョン「2.04」が公開されているがこれにアップデートするとWindows2000ではブルースクリーンが出るようになってしまった。Windows2000ではBIOSバージョンは「1.15」がいいようだ。

(2) Windows2000 ProfessionalのCD-ROMインストール
 Windows2000のインストールCDを「CASIO MPC-142CDD」にセットし、インストールを実行した。初期画面でのF6キーでFDからCD-ROMドライバをインストールする。このとき付属のFDだとなぜかntディレクトリを指したエラーが表示される。しかもCASIOのWebページにはドライバの提供がない(おぃおぃ) そこでシャープの純正CD-ROMドライブ「CE-CD02」のドライバをここからダウンロードしてFDを作成して使うことになる。FDなしで先に進むとブルースクリーンを拝むことになる。

P1010521.JPG(3) Windows2000対応ドライバのインストール
 CD-ROMからWindows2000をインストールした直後のデバイス・マネージャの表示。不明なデバイスとかがあるので対応ドライバを導入していく。シャープのWindows2000アップデートのWebページから「同意する」を選択すればドライバ提供に行き着ける。ファイル数も多いし、フロッピーだと入りきらないのでUSBストレージに移した。オーディオドライバのアップデート順とSpeedStepユーティリティの導入にリカバリCD2が必要なことがポイント。ドライバのインストールでは何度か再起動をすることになるけど、いちいち手動で再起動を選ぶようにして、USBストレージの取り外しを行わないと正常に起動しない。これはWindows2000でのFAQなのだろうか?

あとは普通にWindows Updateを実行して、IE6やSP4を適用すれば終わり。

WindowsMeで起動ディスクを作っておこう。

■PC-MT1-H1用リカバリ起動ディスクの作成方法
http://panasonic.jp/support/p3/recover/data/cb20/mt1_usb.html

■「Windows 2000 Professional」に対応したドライバの提供
http://support.sharp.co.jp/mebius/detail/PC-MT1-H1/windows/2000pro/confirm.asp#driver

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P1010523.JPG■2台目のシャープ・メビウス「PC-MT1-H1」(おぃおぃ)
ヤフーオークションでも「PC-MT1-H1」をGETした。4万円だったので秋葉原の中古店より1万円くらい安い。オークションなら大体このくらいの価格でGETできる。このクラスのノートPCは仕事で使うのには十分なので、なべラボで再生して会社で活用していくことにした。なべラボは、この写真のように試行錯誤で凄いことになっている。おかげでメビウスの癖はよくわかった。(^^;)

■松下製ドライブでも駄目じゃん!
オークションなどのWebをあさってみたらシャープ純正「CD-CE02」と「CASIO MPC-142CDD」は同じ松下製ドライブを採用していて、さらに「TOSHIBA PA2673UJ」も同じドライブだと書いてあったので最初はこの東芝製ドライブでインストールを試みた。結果、ドツボにはまってしまった。まず、CD-ROMブートが出来ない、次に起動ディスクでいくらやってもCD-ROMを認識してくれない。おかげでDOSブートとかいろいろ試すことになった。
さらに同じドライブでUSB接続の違いだけのはずの「Panasonic KXL-840AN」によるWindows2000インストールも不調に終わった。CD-ROMブートによるインストールは途中でブルースクリーン。ドライバを用意しても駄目。Windows2000起動ディスクを4枚作る方法も駄目、WindowsMeの起動ディスクでのwinnt.exeによるインストールも失敗。
結局、前回紹介したシャープ純正CD-ROMドライブである「CD-CE02」の互換機「CASIO MPC-142CDD」によるインストールでしか正常インストールを確認できなかった。2台目のPC-MT1-H1も同じ方法ならまったく問題なくインストールが完了した。年末費やした時間がもったいなかった。楽しかったけど (^^;)

以下の松下のドライバに付属のreadme.txtなどは参考になる。全部駄目だったけど。

■Panasonic KXL-840ANのドライバ
http://www.panasonic.co.jp/pcc/products/drive/cdrom/kxl840an/download.html

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P1020162b.JPGだいぶ前に秋葉原の中古屋で購入したメビウス・ノートPC(PC-MT1)にCentOSをInstallしてみた。CentOSは、商用LinuxディストリビューションであるRedHat Enterprise Linuxの互換OSをうたっているだけあってインストーラーなどはRedHatそっくりだった。Fedoraに慣れた分、少し古臭さを感じてしまった。
どこでいくらで購入したか忘れたがご覧の通り、液晶は割れ、HDDもバッテリーもないという代物だった。しかし、そんなどーしよーもないノートPCでもHDDをいれ、USBの外付けCD-ROMドライブを接続すればLinuxはインストールできてしまう。
もう少し苦労するかと思ったが、多くの機種で接続性がいいPanasonic KXL-840ANをUSB接続したらあっさりCD-ROMブートでインストールできてしまった。最近のLinuxディストリビューションはDVDメディアが多いのでUSB接続のDVD-ROMドライブが欲しくなってきた。

P1020153.JPGHDDを裸のまま入れると金属部分の接触がおきそうだったのでメモ用紙を軽く巻いて絶縁代わりにした。今回のCentOSの導入には以下のサイトが役に立った。

■CentOSで自宅サーバー構築
http://centossrv.com/

こんな液晶の状態でもインストールさえできればなんとかなる。なかには見えないところに重要事項があり、どうにも困ったが、どうにかインストール終了し、SSHからのリモート接続で設定できた。

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centos01.png今日はCentOSをインストールしたメビウス・ノートPCのファイヤーウォールをイジくってみた。サクサクとiptablesを変更した。

次にvncの設定を追加した。VNC Serverの設定には以下の記事を参考にした。

■Fedora Core 5でVNCサーバを動かすには
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/877fc5devncserver.html

記事はFedora Core5向けに書いてあるが、yumでパッケージ管理しているのであればCentOSでもまったく同じ。これもサクサクと設定完了し、WindowsのクライアントPCからUltraVNCであっさりと接続できた。これでグラフィカルなツールも使える。液晶が壊れていてもまったく問題なし。

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P1010520.JPGMebius PC-MT1のHDD交換のメモ。基本的にPC-MT2でも同じなはずだ。

SHARP PC-MT1-L2の仕様
CPU: Mobile PentiumIII 600MHz
RAM: 192MB(固定)
HDD: 20GB(2.5inch)
OS: Windows98se

重量が1.31kgで、かなり薄い。その割りに普通の2.5inchハードディスクを搭載できる。メモリが192MB固定で増設できないのが残念。そのせいでOSはWindowsXPはムリぽ。せいぜいWindows2000あたりだろう。 LinuxならXでGNOMEがOKだろう。
P1020900a.JPGPC-MTシリーズのHDD交換は比較的楽なほうだ。とりあえず、ACアダプタとバッテリーを外し、裏返し、全てのネジを外すと裏ブタを取ることができる。

P1020862.JPG裏蓋を取り外した様子。左下にハードディスクが見える。HDDは2箇所のネジでとまっているだけなので、これを外し、2.5inchのHDDに換装すればいい。

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P1010520.JPGMebius PC-MT1の分解・修理のメモ。基本的にPC-MT2でも同じなはずだ。

■注意
・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。

P1020900a.JPGP1020862.JPG
ACアダプタとバッテリーを外し、裏返し、全てのネジを外すと裏ブタを取ることができる。裏蓋を取り外したら、黒いフィルム・シートをペリペリとはがしていく。
P1020864.JPG次に白いプラスチックのフレームを何箇所かのネジを外し、はがす。

P1020865.JPG現れた全てのネジを外し、周辺のフィルム・ケーブルもすべてコネクタから抜いておく。するとべりべりと多少のひっかかりがあるが、メインボードを取り外すことができる。

P1020868.JPG取り外したメインボード。 CPUとチップセットを確認できる。

P1020871.JPGマザーボードを取り外した本体側、CPUの位置にヒートシンクがある。その他、フィルム・シートの下にまだ基盤があるようだが、今回は無視することにした。

P1020874.JPGPC-MT1やPC-MT2でBIOSパスワード(パスワード・ロック)を解除するには、どうすればいいか、さっぱりわからないのだが、とりあえず、半田ごてを使って、マザーボードのボタン電池を取り外してみた。結果は一週間後・・・。

それにしても半田ごてで取らないといけないって、電池切れのときはどうするんだ?保証期間だけ持てばいいのだろうか。

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